あなたは課長が絶対にやってはいけないことわかってますか?
毎日毎日、朝から晩まで息つく暇もなく仕事に追われているのではないでしょうか。
30代半ばで課長になり最初の数年間は勢いだけで何とかなったけど、課長の職務から逃げていたので毎日が地獄になった。
ある調査結果によると、「仕事量が多すぎる」と悩んでいる課長は45.4%もいるそうです。
なぜ仕事量が多すぎるのでしょうか?
それはあなたが
実務を抱え込んでいる
からです。
勤続年数35年、課長歴10年の私がお伝えします。
この記事を読んで、快適でいられる課長になりましょう!
目次
課長が絶対にやってはいけないことは何?
それは実務を抱え込むこと
これやると毎日仕事に追われて帰宅は9時10時、晩酌でついつい深酒になって朝は絶不調。
ぎりぎりまで寝て、いやいや出勤、挙句にトラブル続出。
とどめは役員からの叱責で撃沈になる。
絶望だった過去
月末は月次報告の資料つくりでいつも午前様だった。
毎日毎日、仕事に追われ部署をまとめるどこではなかった。
なぜそんなことになってしまったのか?
課長がこれやったら絶望的な結末になる。
月末だけではない、毎日が「トラブルと常に背中合わせで不安」な状態におちいる。
万が一のトラブルとは
- 部品の発注もれはないか➡客先のオーダーに間に合わなくなる
- 出荷する部品を間違えていないか➡客先のラインが止まる
- 在庫が多すぎないか➡役員から叱責を受ける
トラブルが発生すると自部署だけの問題ではなくなる。
社内対応
- 製造現場への緊急生産調整➡製造部との協議
- 品質の確認➡品証部へ部品の検査
- 役員への報告➡経緯の説明
さらには社内だけの問題ではなくなる。
社外対応
- 仕入れ先への緊急発注➡部品によっては在庫なし
- 客先への納期調整➡輸出部品だと空輸便
- 客先への原因と対策報告➡報告書の作成
とどめは役員からの叱責。
課長の職務を果たしていないことが最大の理由。
では、なぜ実務を抱え込んだのか?
つまり課長の職務から逃げていた。
課長の職務
- 部署の業務改善に取り組み業績をあげる
- 部下への仕事の割り振り
- 部下への教育と指導
課長に就任した当初は若さもあり、勢いでやっていたのでトラブルが発生してもどうってことはなかった。
役員も最初は認めてくれていたのかもしれないが、やはりそうはいかない。
役員は私の部下の業務、作業場、関係している仕入先の状況をすべて把握していた。
ひとたび目をつけられたら一巻の終わり。
毎日毎日、指摘といやみを言われ続けた。
結末
そんな状況で耐えられるはずがなく、軽症うつ病を発症した。
後から同僚に聞いたはなしだと、当時は耳の聞こえが悪く、会話もままならない状態だったようです。
その後は部署異動となり、役職の降格と賞与が半分になりました。
課長が絶対にやることは?
実務は部下に任せる
「この実務は難しいから部下には無理だ」と思い込んで、いつまでも自分で抱え込んでいるから好転しない。
最初は部下もつまずくけど、難なくやり遂げていく。
部下の能力に合わせて仕事を振り分け自分をみがるにする。
心配しなくていい、自分の仕事はなくならない。
自分の仕事は自部署の業務改善と部下の教育と指導をやればいい。
部下のために快適な職場にする
ポイント
- 毎日のミーティングで部下全員の業務の状況を聞いてあげる
- 部下の業務状況や態度から危険を察知したら実務の内容をチェックしてあげる
大事なのは部下がなんでも発言できる雰囲気であることと、トラブルを抱えた部下を放置しないこと。
笑顔、笑顔、笑顔、笑顔、笑顔
トラブルは部下が成長するためには自分で解決させることも大事だけど、性格やその時の心身状態によっては耐えられない部下もいる。
そんな部下には声をかけてあげる。
そして一緒に実務をやってみる。
部下がミスをしない業務の仕組みを作る
人がやることだからミスはあり得る。
ポイント
- やり方を間違えている
- 仕事量が多すぎる
- 心身の状態をチェックする
例えば客先から納入数や納期を間違えてクレームが発生したとしましょう。
原因は客先からもらった注文書を別の用紙に転記していたことでした。
対策は原紙をコピーして展開することですが、展開先によっては見せてはいけない箇所(金額関係)があるので、修正液などで消しましょう。
年月が経つと客先の状況も変化し仕事量の増減があるので、定期的に仕事の割り振りを見直しましょう。
体調不良や悩みごとがあると集中力がかけるので、朝のミーティングで感じ取ることが大切です。
該当する部下がいた場合は、部署内で暫定的に仕事の振り分けやWチェックを行い、全員で共有することで部下は孤独感もなくなり気持ちが楽になります。
ポイント
課長は部下の指導と教育に取り組み業務改善をすすめればいい。
部下が成長して部署内の雰囲気もよくなれば自分も楽になる。
結果はすぐにでなくてもいいからPDCAを機能させていれば役員からも目をつけらられない。
課長は何をするまとめ
実務をやると毎日が仕事に追い込まれ、万が一のトラブルと常に背中合わせになり、挙句に役員から叱責されて心身共にボロボロになる。
実務は部下に任せて自部署の業務改善と部下の指導と教育に取り組めばいい
要は課長の職務を果たしていれば快適に過ごせるのです。
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