役職定年

あなたの知らない「地獄の役職定年と定年後の再雇用」の真実

役職定年とはどのような制度なの?

定年後の再雇用で給与や仕事内容はどうなる?

という50歳になった人向けに「地獄の役職定年と定年後の再雇用」について解説してみました。

こちらは2023年10月に発売された雑誌 ↓

東洋経済「地獄の役職定年」

アラフィフ世代は「役職定年」を甘く見てるというか、知らなすぎる。
現実は年収激減と年下上司で地獄行きになる。
私も経験したから間違いない。

でも、地獄の役職定年と定年後の再雇用の真実を知ることで、心構えと準備ができるので精神的にも物質的にもつらさを軽くすることができます。

役職定年とはどんな制度?

役職定年制度

役職定年になる年齢

役職定年の欠点

役職定年はみじめでつらい制度です。

私が経験したみじめでつらい役職定年をまとめた記事がありますので、ぜひご覧になってください。

【役職定年】は他人ごとではない!迫りくる役職定年制度の脅威から身を守れ

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役職定年制度はなぜ生まれたのか

  • 人件費の一部を削って少なくするため
  • 社内の人材を古いものから新しいものへ入れ替え、若返りを図るため

人件費は、企業にかかる費用の中でも大きな割合を占めるため、会社存続のためにはいつまでも高収入の社員を雇うのは難しく、給料を減額せざるを得ない。

役職定年になると「役職手当」がなくなります。

手当の相場として、企業によって違いはありますが、おおよそ「部長」は7~9万円、「課長」は5~6万円、「係長」は1~3万円です。

もし、毎月の給料からこの金額が無くなったら、あなたの家計は大丈夫ですか?

 

会社は世代交代を図り、組織に古い体質を変え、新風を吹かせなければならない。

役職定年になると「年下上司」になります。

年下に敬語を使ったり、報連相しなければならない、あなたは想像できますか?

再雇用制度とは?

再雇用制度

再雇用後の仕事内容

再雇用制度の欠点

参照:朝日新聞 Reライフ.net 定年後の再雇用で給与や仕事内容はどうなる?再雇用後の注意点も解説

自分や家族の今と将来の生活資金のために、定年後も働かなければならない人が大半を占めるでしょう。

役職定年ですでに収入が下がり、さらに再雇用でも減る収入。

家のローンや子どもの教育費は払えますか?

大きな出費はそれだけではないことも分かってると思いますが……

そうです、家もガタがくるんです。

私は56歳の時に

お風呂の水漏れでリフォームで170万円

給湯器故障で20万円

エアコン故障で15万円

役職定年で収入減額になってしまったところに205万円の大出費がありました。

 

仕事内容はそのままであることが大半のようですが、ここで一つ難しい問題があります。

定年前に役職定年になり、管理職から一般職になった人であれば実務を経験しているので抵抗なく行きますが、管理職のまま定年を迎え、とたんに管理職から外れた人は収入のギャップや年下上司などの人間関係でモチベーションが大きく下がるでしょう。

再雇用制度と勤務延長制度の違いは?

  • 再雇用制度は退職後に新たに雇用契約を結ぶ
  • 勤務延長制度は退職せずに雇用形態を維持したまま雇用を延長する

再雇用制度は収入が大幅に下がるデメリットがある。

勤務延長制度はモチベーションが高く維持できるメリットはありますが、定年後はゆるく働きたい人もいると思うので、必ずしも勤務延長制度が良いとは感じません。

ちなみに定年制がある企業で、再雇用制度と勤務延長制度がある企業は94.2%で

  • 再雇用制度のみが63.9%
  • 勤務延長制度のみが10.5%
  • 両制度併用が19.8%

となっています。

まとめ:地獄の役職定年と定年後の再雇用

役職定年を回避できるのは、役員になったほんの一握りの人だけ。

大半の人が役職定年で収入減になり、さらに再雇用でも減る。

人間関係においても上司は年下になりつらい思いをする。

でも、地獄の役職定年と定年後の再雇用の真実を知ることで、心構えと準備ができるので精神的にも物質的にもつらさを軽くすることができます。

 

あなたはここまで十分に働いてきました。

あなたは本当に定年後も再雇用でいいでしょうか?

定年後も働くにしても、再雇用一択ではなく多様な選択肢から選ぶことも考えてはいかかがでしょうか。

また、定年前後に関わるお金(退職金・年金・社会保険などなど)についても知らないと損するかもしれません。

こちらの本をぜひ読んでみてください。

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