ENEOSでんきが東京電力エナジーパートナーより電気代が高くなった理由【関東エリア】

そんな人に向けて、東京電力エナジーパートナーとENEOSでんき、新電力会社との料金比較・電気料金の内訳・電気料金を比較する方法について徹底解説してみました。

ENEOSでんきは2022年12月から燃料費調整額の上限撤廃したため、東京電力エナジーパートナーより電気代が高くなりました。

しかし、東京電力エナジーパートナーも4月から値上げするのでどうなるのでしょうか？

今回は、「東京電力エナジーパートナー」・「ENEOSでんき」・「レモンガスでんき」3社を比較してみました。

ENEOSでんきの電気代が高くなった理由

ENEOSでんきは2022年12月から燃料費調整額の上限撤廃したためです。

ENEOSでんきと東京電力エナジーパートナーの2022年10月分～2023年4月分までの燃料費調整単価をまとめました。

2022年11月までは同単価でしたが、2022年12月（請求分）から6円前後高くなりました。

また、2023年2月から政府の電気料金負担軽減策により1KWhあたり7円の値下げとなり、東京電力エナジーパートナーはマイナスの単価になっています。

もし政府の電気料金負担軽減策がなければ2023年2月の場合は

となっていました。

電気代の内訳とは？

まずは電気代を安くするためには、電気料金の内訳まで把握することがポイントになります。

基本料金は契約アンペアに応じて設定

電力量料金は単価（3段単価）×使用量

燃料費調整額は単価（燃料費調整単価）×使用量

再エネ賦課金は単価（再エネ賦課金単価）×使用量

電気代は上記4つの合計で決まります。

では、現在契約しているENEOSでんきと、切り替える前の東京電力エナジーパートナーとの料金を比較してみます。

また、僕が契約しているガス会社はレモンガスで新電力にも参入していますので、レモンガスでんきの電気料金も比較してみました。

比較は東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の最も一般的な料金プランです。

基本料金

基本料金は電気をまったく使わなかったとしても必ず発生します。

固定料金だから電気の使用量には比例しません。

※ENEOSでんきは5月から値上げになります。

3社とも「アンペア制」で50Aや60Aと数値が大きくなるほど基本料金が高くなります。

東京電力エナジーパートナーとレモンガスでんきは同額です。

ENEOS電気は5月から値上げで2社よりはやや高くなっています。

電気料金の比較はエネチェンジで簡単に確認できるのでぜひチェックしてみてください。

電力量料金

電力量料金は電気の使用量に比例して高くなります。

ENEOSでんきと東京電力エナジーパートナーの料金体系は一緒です。

120KWhをこえるとENEOSでんきのほうが安くなっています。

2社ともに微増ですが、電力量が多くなると東京電力エナジーパートナーとの差額が大きくなってきます。

【1ヶ月の電力使用量300KWhの場合】

2社とも若干の値上がりです。

レモンガスは200KWhまでが定額料金になっています。

電力量が少ないご家庭は割高になります。

【1ヶ月の電力使用量300KWhの場合 3社比較】

電力量料金は3社の中ではENEOSでんきが一番安いことがわかります。

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燃料費調整額

燃料費調整額は電気の使用量に比例して高くなります。

燃料費調整単価×電気の使用量=燃料費調整額

燃料費調整単価とは、原油・LNG（液化天然ガス）・石炭の燃料価格の変動により毎月自動的に決まる単価です。

※燃料費調整単価は2023年3月時点で4月までしか公表されていません。

東京電力エナジーパートナーはマイナスで、他の2社はプラスで同単価になっています。

東京電力エナジーパートナーは「規制料金プラン」で燃料費調整額に上限がありますが、他の2社は「自由料金プラン」で上限設定がないため、燃料価格の高騰で大きく変動します。

【1ヶ月の電力使用量300KWhの場合】

燃料費調整額はENEOSでんきが高くなってしまいました。

再エネ発電促進賦課金単価

再エネ賦課金とは電気を利用するすべての人が負担します。

負担したお金は電力会社から国へ集められ、太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギーを普及させるために活用されます。

再エネ賦課金は電気の使用量に比例して高くなります。

※再エネ発電促進賦課金単価2023年3月時点で4月までしか公表されていません。

【1ヶ月の電力使用量300KWhの場合】

再エネ発電促進賦課金単価は全国一律の価格です。

3社の電気料金比較の結果（2023年3月と4月）

東京電力エナジーパートナーとレモンガスでんきは4月から値上げ、ENEOSでんきは4月までは変更はありません。

基本料金は40Aとします。

【1ヶ月の電力使用量300KWhの場合】

【3月】

東京電力エナジーパートナーが一番安く、ENEOSでんきは1ヶ月1,619円高くなることがわかりました。

【4月】

東京電力エナジーパートナーが一番安く、ENEOSでんきは1ヶ月1,141円高くなることがわかりました。

【1ヶ月の電力使用量400KWhの場合】

3月は東京電力エナジーパートナーが一番安く、ENEOSでんきは1ヶ月1,840円高くなることがわかりました。

4月も東京電力エナジーパートナーが一番安く、ENEOSでんきは1ヶ月1,215円高くなることがわかりました。

【1ヶ月の電力使用量200KWhの場合】

3月は東京電力エナジーパートナーが一番安く、ENEOSでんきは1ヶ月1,157円高くなることがわかりました。

4月も東京電力エナジーパートナーが一番安く、ENEOSでんきは1ヶ月826円高くなることがわかりました。

レモンガスでんきは電力使用量が少ないと割高になります。

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ENEOS でんきとは？

最近は新電力会社の倒産や撤退が増えています。

実は新電力会社のほとんどは自社発電所を持っていませんので、日本卸電力取引所（JEPX）や発電会社から購入しています。

そこに昨今のウクライナ情勢の影響などで燃料の高騰を受け、利益確保が難しくなり倒産や撤退を余儀なくされる事態が相次いでいます。

その点、ENEOS でんきは石油や天然ガスなど発電に使用する燃料を自前で調達することができるうえ、発電所を保有しているので今後も安定した電気供給が可能だといえます。

ENEOS でんきの評判

ENEOS でんきの評判を調べてみました。

dカード払いで200円ごとに1.5%ポイントが貯まるんです。

例えば月に12,000円の電気代だと年間2,160dポイントが貯まります。

電気の困った！駆けつけサービスがあるんです。

電気がつかない・電球を交換してほしいなど困った時に無料でサービスを利用できるんです。

他にも楽天カード・セブンカードとも提携しています。

提携カードをENEOS でんきの支払いに使うと、ポイントを貯められます！

ENEOS でんき公式サイトから見積もりをチェックしてみましょう。

電気料金を比較する方法

とお考えの方も多いと思います。

各電力会社の公式ホームページからシュミレーションもできますが、時間はかかるし比較するのも面倒ですよね。

エネチェンジは国内最大級の電力比較サイトだから、必要事項を入力するだけで電気料金プランを一括比較できます！

エネチェンジの申し込み方法

実際の申し込みに入る前に、事前に準備と確認しておくものを書き出してみました。

準備物については現在の電力会社のホームページもしくは検針票で確認できます。

僕はENEOS でんき アプリから「お客様情報」で 確認できます。

また、使用量については「使用実績」から「過去２年間の使用量一覧」で確認できます。

ではエネチェンジ公式ホームページから申し込み開始。

①～③の順番に入力すると最後にプランの候補が出るので「結果へ進む」をクリックしてください。

すると④下の画面のプランが出てきます。

詳細をチェックするために⑤「詳しい利用条件等を確認」をクリックしてください。

すると⑥下の画面が出てきますので下にスクロールしてください。

すると⑦下の画面が出てきますので、赤枠の項目をチェックしてみましょう。

電気料金が安くなると思って切り替えたのに、かえって高くなってしまっては元も子もありません。

そうならないように、この記事で前述した4つの電気料金の内訳で、現在契約している電力会社としっかりと比較してください。

また、最適なプランが見つかったら、その電力会社のこともチェックしみてください。

まとめ：今は各電力会社の料金変更を注視することが大切

以上、電力会社の料金比較・電気料金の内訳・電気料金を比較する方法を解説しました。

今後も電気料金の値上げは続くことが予想されますので、東京電力エナジーパートナーもENEOSでんきを含め新電力も厳しい状況が続くと考えます。

当分の間、各社の電気料金の変更に注視し、切替えは慎重さが必要です。

電力会社の切り替えを検討するときは、今回解説しました電気料金の内訳4つのポイントをエネチェンジでチェックすることえをおすすめします。

ガス代を安くする方法も以下でまとめているので、こちらも併せてお読みくださいませ。